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スマートアラームは、起きやすい瞬間をどう推定する?

スマホの加速度センサーで、寝返りなどの体の動きを測ります。体の動きは浅い眠りで多く、深い眠りで少ないので、予定の前の数分(初期設定は 5 分)のあいだに、体の動きが続いた瞬間に鳴らします。動きがなければ、予定の時刻に鳴ります。レム睡眠とノンレム睡眠は判定しません。

なぜ眠りが浅いときに起こすのか

深い眠りから起こされると、起きた直後のぼんやりした状態(睡眠慣性)が強くなることが知られています1,2。深い眠りは夜の前半に多く出ます。また、大きな体の動きは、眠りの段階が切り替わるときに集まります3。そこで、体が動いた瞬間を、眠りが浅いときの手がかりにします。

ただし、スマートアラームを使うと起きやすくなることを確かめた質の高い研究(無作為化比較試験)は、まだありません。このアプリは効果をうたわず、仕組みと推定の限界を示します。

測るもの

眠りの深さの推定

鳴らす規則

起こす時間帯予定の 5 分前から、予定の時刻まで(設定で 0〜15 分)。
鳴らすとき起きかけている(起きている判定が 1 分続いた)とき。直近 4 分に強い動きのまとまりが 2 つあるか、続く動きが 1 つあるとき。寝返りが 1 回だけのときは 90 秒待ち、また動いたら鳴らします。
鳴らさないとき寝ついてから 3 時間は、体の動きを理由に起こしません(深い眠りが多い時間のため)。スマホが床に置かれたときや、計測が途切れたときは、予定の時刻まで待ちます。
予定の時刻必ず鳴らします。予備のアラーム(iOS 26 以降は OS のアラーム、それより前は通知)も毎晩予約しておくので、「おやすみ」を押し忘れても鳴ります。
遅らせる設定初期設定はオフです。オンにすると、深く眠っているときは予定の時刻から最大 10 分まで待ちます。

分からないこと

出典

  1. Tassi P, Muzet A. Sleep inertia. Sleep Medicine Reviews. 2000;4(4):341–353.
  2. Hilditch CJ, McHill AW. Sleep inertia: current insights. Nature and Science of Sleep. 2019;11:155–165.
  3. Aaronson ST, Rashed S, Biber MP, Hobson JA. Brain state and body position: a time-lapse video study of sleep. Archives of General Psychiatry. 1982;39(3):330–335.

更新日 2026-10-29